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ばれたら妻に殺されるblog。

違うものは違う

また、トラバでボケましょう2008 初秋 レベル8 開催!に参加してみました。
調子に乗って、まとまりがなくなりました・・・って言うか長すぎ。





外は既に暗くなってきている。
時計を見ると、もう17時。
今日も残業か…まぁ、もっとも毎日毎日こんな感じだから、残業っていう感覚も無くなってるんだけどな。
俗に言う、名ばかり管理職だから残業代も付かないんだけどな。
残業代が付かないばかりか、逆に残業をしてると『電気代だって無料じゃないてんですよ~』なんて嫌味まで言われる始末だ。
だったらもうちょっと人員を増やしてくれよって話だよな。
効率化、効率化って言うけど、『どうやって効率化すれば良いんですか?』なんて聞くと、『それを考えるのが仕事だろう』なんて言いやがる。
『サラリーマンは気楽な家業ときたもんだ』なんてのは、本当に過去の話だよなぁ。

だーだだだ、だだだーだだだー だーだーだだー、だだだーだだだー(ダースベーダーのテーマ)

あっ、妻からのメールだ…

『ひき肉200g(特売)、ねぎ、にら、餃子の皮』

なんつーメールだよ。
大体、人に物事を頼むときは、もう少しなんかあるだろ。
『申し訳ありませんが』とか、『すいませんが』とかが枕言葉で合っても良いはずだ。
でもって、最後に『よろしくお願いします』ぐらい書くのがスジってもんだ。
絶対におかしい、世の中何か間違っている。
ここは男として、というか旦那として文句を言わなきゃいけないな。

プルルルー、プルルルー

妻「もしもし~」
俺「あ、俺だけど…」
妻「はぁ?俺じゃ誰だかわからないでしょ」

あんなメールを出しておいて、まったくなんて言い草だ。

俺「あ、すいません、旦那です」
妻「まったく、『俺』って言えばなんでも判ると思わないでよね。で、なに?」
俺「いや、メールでひき肉ってあったんだけど、何のひき肉かと思って…」

ここでちょっと説明をすると、買い物をしない人たちにとっては良くわからないかも知れないが、ひき肉といっても、牛のひき肉とか豚のひき肉とか、あるいは合挽といって、豚と牛のハーフ&ハーフとか、豚70牛30とか色々な種類がある。結構、肉道は深いのである。

妻「豚に決まってるでしょ、豚に。大体、あんたの安月給で、牛を買えると思ってるの?まったく、おめでたいわね」
俺「あ、すいません…」

ぐぅの音もでない…

妻「ちょっと、特売なんだから早く行ってきてよ。買えなかったら、今日の晩御飯は抜きよ。ちなみに、私はあんたの小遣いで寿司をとるけど」
俺「おいおい、ちょっとそれはやり過ぎだろ。大体、今、仕事中だよ、し・ご・と・ちゅ・う」
妻「何言ってんのよ、定時はとっくに過ぎてんでしょ。残業代も出ないのに、会社にいること無いでしょ。」
俺「そんなこと言ったって、自分で行けばいいんじゃないか?」
妻「まったく、本当に鈍い人間だね、あんたは。自分で行けたら、自分で行くって言うのよ。自分で行けないから頼んでるんでしょ。それぐらいも判らないの? それだから、会社でも要領が悪いって言われんのよ。それに、残業しなくたって会社は困らないって。むしろ、電気代の節約になるとかって言われるんじゃないの? 判ったら早く買ってきてよ、頼んだからね」

プチッ
あっ、切られた。
あぁなると、もう、何を言っても無駄だな。
大体、ひき肉の種類を聞いただけで、なんでこんな言われ方をしなくちゃいけないんだ。
いや、言われていることが当たっているだけに反論できないといったのが正解か…

はぁ、これから買いだしか…
特売って書いてあったから、駅前のあそこだな。
サクッと行って来るか。

えっと、にらを買って、ねぎを買ってっと。
餃子の皮、餃子の皮っと。
後は、ひき肉かぁ。豚のひき肉、豚のひき肉っと…
えっと…
特売になってるのは、豚と牛の合挽きで、豚のひき肉は特売になってないなぁ。
でもって、グラム単価は合挽きの方が安いのか。
でも、豚のひき肉を買ってこいって言われたしなぁ。
どうするかなぁ。

プルルー、プルルー

妻「もしもし~」
俺「あ、旦那ですけど」
妻「何? まさか買ってこれないとかじゃないでしょうね」
俺「いや、ひき肉なんだけど、特売の肉が豚じゃなくて、豚と牛の合挽きの方だったんだけど、どっちを買ったほうがいいかなと思って…」
妻「それぐらい、ちょっと考えたら判るでしょ。」
俺「判らないから電話したんだけど…」
妻「そんなの安い方を買ってくるに決まってんでしょ。」
俺「あ、じゃ、合挽きを買ってくるから…」

合挽き200gっと…

この時間のレジは混むんだよなぁ。
なるべく買い物カゴの中身が少ない人の所を探してっと…

店員「全部で859円になります。」
俺「あっ、買い物袋は良いです」
店員「ご協力ありがとうございます。スタンプカードはお持ちですか?」
俺「あ…すいません、コレで」
店員「ありがとうございました」

荷物をエコバッグに入れてっと…
結構、色々と時間をとられたな。
早く帰らないと、また怒られるからな、ちゃっちゃと帰らないとな。

ん?
なんか良くわからないが、自宅のほうに黒山の人だかり…
『・・・ ・・・ ・・・』
ん?
なんか、言ってるな。

『あ~、あ~、犯人に告ぐ、犯人に告ぐ。速やかに人質を解放し、投降しなさい』

おいおいおい、家の近くで人質騒ぎかよ。
こんなの危なくって家なんか帰れねーじゃねーか。
まぁ、妻は何があっても無事だと思うけど、それにしたって物騒だなぁ。
というか、大体こんな騒ぎになっているのに家になんか帰れるのかよ…
ん?
えっ?
なに?
俺んち?
え?
俺んちで人質事件が発生してんの?
ちょっと待て、ちょっと待て、ちょっと待て。
軽いパニックになる俺…
いや、さすがに、いっくら我が妻でも、この状況で無事なわけが無い。
すかさず妻に電話を使用と思った矢先に

でーでん、でーでんでーでんでーでんでーでん(ジョーズのテーマ)

妻からの電話だ…
すかさず電話にでる俺。

俺「おい、大丈夫か?」
妻「は? 何言ってんの? 訳のわからない事言ってないで、早く帰ってきてよね。お肉だって腐るでしょ」
俺「おいおい、訳のわからない事言ってるのはお前だろ。今、家で大変なこと起きてるだろ」
妻「あぁ、これ。別に大したこと無いわよ。いいからつべこべ言わずに、早く帰ってくる!!」
俺「大したこと無いって、お前人質になってるんだろ? 無事なのか?」
妻「無事って、今電話してるんだから、無事に決まってるでしょ。だーかーらー、お肉が腐っちゃうでしょ。早く帰ってきてよ。」
俺「そんなこと言ったって、人がいっぱいいるんだぞ」
妻「別に人がいっぱいいたって関係ないでしょ」
俺「今、犯人がいるんだろ?」
妻「別に、あんたが犯人じゃないんだからこれるでしょ。」
俺「それに、警察だって家の周りにいるんだぞ」
妻「別に、あんたが警察官じゃないんだから、これるでしょ!!」

プツッ
あっ、切られた…
駄目だ、あーなったら、もう何を言っても無駄だ。
ここで犯人に捕まるのと、後で妻の拷問を受けるのだったら、やっぱり前者を選択だよなぁ。
拷問は痛いもんなぁ
俺も覚悟を決めるか!!

はいはい、ごめんなさいよっと。

とりあえず、列の一番前まで行く俺…

警官「危ないから、向こうに行って。ほらほら」

確かに危ないのは判ってるんだけど、俺の妻の方が怖いんだって。

キャャャャーーーーーー

突然の悲鳴。
やばい、妻の声だ…
すかさず悲鳴の方を向く警官
これは、なんかまずいぞ。
チャンス!!
拷問が怖いのか、それとも妻の安否が心配なのかわからないが、サッと体が動き出す俺。
パッと警官の横をすり抜け、家に走る俺。

警官「なにしてんだーーー、危ないだろーーー」

後ろで警官が叫んでいるが、全速力で家に向かう俺。
大丈夫か、大丈夫なのか妻…
ガチャッ、家に入るとそこには妻が立っていた。

妻「遅い!!」
俺「いや、遅いって言われても…」
妻「まったく、こっちが色々としないと家にも帰ってこれないんだから…」
俺「帰ってこれないも何も、警官があれだけ居たら入れない…ってあの悲鳴は嘘だったのか?」
妻「当たり前でしょ。ほら、さっさとこっちに来る」
俺「いや、さっさとこっちに来るって言われても…」

部屋に入ると、男が座っていた…

『犯人に告ぐ、犯人に告ぐ。速やかに人質を解放し、投降しなさい』

外では、警官がまだ色々と言っている。

俺「えっと…あの…、もしかして、アレですか?」
男「えぇ、お恥ずかしながら…」

本当に、この人が犯人なのか?
なんというか、覇気が無いというか何というか…
もしかしたら、俺でも捕まえられるんじゃないか?
犯人の方に一歩踏み出すと…

男「ちょっと、それ以上近づかないでください。一応これでも、人質事件をおこしちゃってるんである程度覚悟は出来てるんですよ」
俺「えっと、覚悟と言うと…」
男「死ぬ覚悟です」
俺「えっ、死ぬ覚悟ですか?」
男「そう、ここでピッと首を切りますよ。そうすると動脈ですからね、家の中に血がドバァァッと出ますよ。見たところ、この家新築ですよね。血がつくと、なかなか取れないですよ~。しかも、俺がここで死んじゃうと、縁起が悪いですよ。大体、誰かが死んだ家に住むのって嫌じゃないですか?」
俺「そりゃー、嫌に決まってるじゃないですか」
男「そーでしょ。嫌でしょ。だったら、近づかないでくださいよ」
妻「ね、別に危なくないでしょ。危なくないくせに、家の前で刃物を振り回してこの家に入ってくるから、大騒ぎになっちゃったのよ」
俺「危なくないって言ったって、刃物持ってるんだろ」
妻「そーなのよね。ちょっと!! 刃物で家の物を傷つけたら、奥さんに言うからね」
男「すいません、すいません。家の物は傷つけませんから。あくまでここで自殺をするってことだけですから…」
妻「自殺するだけって言っても、それでも十分迷惑なんですけど!!」
男「それぐらいは、許してくださいよ。死んでしまえば、怖い妻も手が届かなくなるわけですから、死ぬのは怖くないんですよ。怖いのは妻だけです」

判る、すごくよく判るぞ。

妻「死ぬより奥さんが怖いなんて、信じられないでしょ?」

いや、いや、俺は信じられるぞ。

男「別に俺なんかどうなったっていいんだ!!」
妻「ちょっと待ちなさいよ、あっ、そーいえばあんた、肉を冷蔵庫に入れたの?」
俺「あ、すいません」
妻「まったく、これだから駄目なのよ。肉は早く冷蔵庫にいれないと腐っちゃうでしょ」

なんか、緊迫感のないところだなぁ。
大体、犯人と対峙するよりも、肉のほうが大事って…いや、そうじゃなければこんな所に呼ばれないか…。

『先ほど、現場に突入したのは、この家の持ち主と見られるAさん38才と判明しました。人質と見られる奥さんを助けにでも行ったのでしょうか?安否が気遣われます。もう一度繰り返します…』

ん?
なんだ、テレビがつけっぱなしだったのか…
そーだよなぁ、誰でも妻を助けに行ったと思うよなぁ。まさか肉を買いに行かされて、肉が腐るから早く帰って来いっていう命令で家に帰ったとは思わないよなぁ。

『また、新たな情報が入りました。犯人の奥さんが、犯人を説得するための準備をしている模様です』

俺「冷蔵庫に入れてきたよ。」
妻「あそ、まぁいいわ、とりあえず今から料理をするから、この人を見ててよ。絶対に自殺なんかさせないでよ」
俺「今から料理するなら、お前が肉を冷蔵庫に入れたほうがよかったんじゃねーのか?」
妻「なに言ってるの。私がそんなことしたら、また次も忘れるでしょ。こーゆーのは身をもって覚えさせないと駄目なのよ」

そーですか、そーですか…
台所に消える妻。

俺「あ、そういえば、あなたの奥さんがこっちに向かっているらしいですよ」
男「駄目だ、もう俺は破滅だ」

いきなり、刃物で自分を刺そうとする男。

俺「まって、まってください。俺も、俺も妻が怖いものの一人なんですよ。あなたの言うことがよくわかります。」
男「・・・」
俺「大体、考えてみてくださいよ。もしかしたら俺のほうがあなたより酷いかもしれない。大体、自分が人質にとられているのに、自分の旦那を家に呼ぶ妻なんていますか?」
男「・・・」
俺「それに、自分が人質になっているのにスーパーの特売の方が大事な人間なんてそうはいないでしょ。」
男「・・・」
俺「ほら、そう考えると、俺のほうがあなたよりも酷い。そんな俺でもがんばって生きているんです。あなたも、まだ死ぬには早いでしょ。がんばってみましょうよ」
男「確かに、確かにあなたの方が酷いかも知れない。でもね、でも私だって酷いんだ」

『あなたぁ、馬鹿なことは止めて、早く出てきて~』

外から犯人の奥さんと見られる人が叫んでいる。

俺「奥さんも止めてって言ってますよ」
男「あんなの見せ掛けだけだ。」

『私も悪かったわー、馬鹿なことは止めて帰ってきて~』

奥さんが涙ながらに訴えている。

俺「ほら、奥さんもああいってるんですよ。もう自殺なんて止めて投降しましょうよ。俺も妻も何も無かったんだから、そんなに罪にはならないですよ。なんなら、嘆願書を書いたっていい。ね、もう馬鹿なことは止めましょう」
男「いや、俺はもう決めたんだ。ここで、ここで死んでやる」
妻「ちょっと、あんた…








なに焼売の皮買ってきてるのよ

俺「えっ、焼売? だって、白くて丸かったから…」
妻「まったく、白くて丸かったらなんでも餃子だと思ってるの? 焼売の皮は、餃子の皮とまるで違うのよ。薄いでしょほら。こんなに薄くちゃ、餃子なんてできないでしょ。まったく、こんな簡単な買い物ひとつできないんだから。もういいわ、ちょっと、あんた、餃子の皮買ってきて!!」
男「え? お、俺ですか?」
妻「他に誰がいるっていうのよ、まったくうちのが使えないんだから仕方がないでしょ。ちょっと聞いてるの?」
男「えっと…一応、おれ、あなたを人質にしてここに立てこもって…」
妻「人質?立てこもり? それと餃子がなんの関係があるの?」
男「いや、ですから…」
妻「だから、餃子となんの関係があるのか聞いてるのよ」
男「ないです…」
妻「判ったら、早く買ってきてよ。もうこっちは全部用意ができてるんだから。すぐに帰ってこなかったら容赦しないわよ」

バタン。
いきなり、家を出される男。



あ~あ、捕まっちゃった。
当たり前と言えば、当たり前だが、男はすぐに身柄を拘束された。

妻「まったく、誰一人満足に餃子の皮も買いにいけないんだから。」

とりあえず、餃子の皮と焼売の皮は違うということは覚えた…

■□■□■□■□■□【トラバでボケましょうテンプレ】■□■□■□■□■□
【ルール】
参加:
 お題の記事に対してトラバしてボケて下さい。
 締切りは1つのお題に対し30トラバつく、もしくは次の火曜日夜中まで
 1つのお題に対しては1IDにつき1トラバ(1ネタ)とします。
 お題が変われば何度でも参加OKです。

チャンプ:
 お題を出した人が独断で審査しチャンプ(大賞)を決めます。
 チャンプになったら王様です。以下の特典と栄誉が行使できます。
  1.お題を出す
  2.言いたい放題な審査をする
  3.次のチャンプを決める
 何か困ったことがありましたら開催事務局までどうぞ。

企画終了条件:
 みんなが飽きるまで、もしくは開催事務局が終了宣言を告知した時です。

参加条件
 特になし!
 ※ 以下あれば尚可!!
 ブログをもっている。あるいはこれから作成する。
 トラックバック機能が使える。

 ※誰でも参加出来るようにこのテンプレを記事の最後にコピペして下さい。

 企画元     毎日が送りバント http://earll73.exblog.jp/
 開催事務局  ボケトラの穴     http://trana88.exblog.jp/
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□

いやね、だって似てるでしょあれ。
確かに大きく『焼売の皮』って書いてあったんですけどね、餃子の皮が無かったから代わりになるかと思って買ったんですよ。
餃子も焼売も、言ってみたら似たようなもんじゃないですか。中に肉が入っているし…
ものすごく怒られました…
ってか、それだけのことなのに、なんでこんなに長くなったんだろうorz



by ormoa | 2008-09-24 23:30 | 日常ネタ

色々とありました。
by とり
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